「離婚」を考えている奥様へ…離婚後に変わる生活を予想しておこう

今どうしても旦那さまと離婚をしたいと考えている奥さまへ質問です。

離婚後の生活はどのようになると思いますか?バラ色の生活が待っていると思っている方もいらっしゃるかもしれません。

しかし現実にそのような生活が送れるのでしょうか?

離婚後も当然のように生きていかないといけません。そのための準備はしていますか?

離婚後に変わるであろう生活を十分に想定しておきましょう。

■専業主婦の場合は特に!すべてががらりと変わってしまう

いま働いておらず、夫の給料だけで生活しているという方は、離婚するとその生活は一変することになります。

まず、生活費は自力で稼がなくてはいけません。

そんなもの、相手が悪いんだから相手に慰謝料と財産分与で貰ったお金で何とかなると思っているなら痛い目を見るかもしれませんよ。相手がアナタの希望金額に応じるとは限らないからです。

また、生活保護で暮らしていければいいという考えもオススメできません。慰謝料・財産分与などで資金がある程度ある間は、生活保護はまず認められませんし、自治体によっては就活などの努力が認められない場合、経済的に困窮していても認めてもらえないこともあります。

不正受給問題が多く取り沙汰されるようになってから生活保護の審査はさらに厳しくなったと言われています。

金銭面について冷静に考える必要があるのです。

■働いている方も、生活は変わっていきます

私は自分で働いて稼ぎがあるから大丈夫と思っている方も、離婚すると生活が変わっていきます。

まず、姓は通常ですと旧姓に戻るので、会社に報告する義務があります。

そうなるとどうしても社内の人に知られてしまいますので、ある程度の噂話などは覚悟しておいた方がイイかもしれませんね。

また、仕事をしていると言っても正社員ではなく、パートタイムをしているような方の場合は、それだけでは生活面や老後に不安が出てくる可能性もあります。

社会保障のしっかりした雇用形態への転職をめざしたほうがよいでしょう。

■お子さんを引き取るのであればそれ相応の覚悟が必要

お子さんがいる場合、子供は自分の手で育てたいと思うかもしれません。

もちろんそれは素晴らしいことです。しかし、生半可な気持ちでは離婚後やっていけないかもしれませんよ。

子供を一人育て上げるというのはそれはそれは大変な事です。夫婦揃っていても簡単に出来るものではありません。

子供は放っておいたら勝手に育つということはなく、身の回りの世話をしてあげ、社会常識を教え、教育を受けさせてあげなくてはいけません。

お金も時間も労力もかかります。もちろん元配偶者の子でもあるわけですからお子さんは養育費を受け取る権利はありますが、とてもそれだけでは足りないでしょう。

また、思春期に入ってくると反抗期などもありアナタに反発してくることも増えるかもしれません。男の子の場合、思いもよらぬ力にアナタが恐怖する日が来るかもしれません。そのような事があっても決して見放してはいけないのです。

また、子供には面会交流をする権利があります。これは親の権利ではなく子供の権利です。いくらアナタが元配偶者と合いたくないからと言っても、配偶者に子供の成長に悪影響があるような問題があるケース以外はお子さんと元配偶者の面会を妨げてはいけないのです。

■衣食住は確保しましょう

離婚後の生活を安定したものにするためには収入の確保と共に、衣食住の確保はしておきましょう。

もちろん、様々な相談場所、補助もありますので、活用できるところは最大限活用して離婚後の生活を有意義なものにしていってください。