離婚を切り出したけど相手が承諾してくれない!どうすればいいの?

色々とじっくり考え、その後の生活のシュミレーションもしてみたし、最悪の場合も考えたけど、やっぱり離婚したい!と思うこともありますよね。

プロポーズよりも難しいと言われる離婚の切り出しを勇気を振り絞ってしたのに、相手が「離婚したくない!」と同意してくれない場合もあります。

こちらの離婚への決意はばっちり固まっているので、そのような状況になると正直困りますよね。

では、離婚を切り出したけど相手が承諾してくれない場合、いったいどうすればよいのでしょうか。

■相手の方に明らかに非がある場合は証拠をつきつけましょう

不倫やギャンブルによる借金、DVなど相手に明らかに非があって離婚したい場合もありますよね。

「アナタが不倫してるんだから離婚して」「内緒の借金をしてるから離婚したい」といくら口で言っても、認めてくれなかったり、離婚を拒否されるケースもあります。

そのような場合は、明確な証拠を突きつけるようにしましょう。

不倫の場合は、ラブホテルに入る現場写真や写メ、メールのやりとりなど出来る限り証拠を集めるようにしておいて、それらを見せます。もちろん慰謝料などの話もありますし、相手のいることですので慎重に事を進めなければいけません。

借金の場合は、利用明細や督促状などが証拠として有効です。

■専門家に相談してみましょう

アナタがいくら説得しても相手が離婚に応じてくれない場合、そのまま協議離婚が成立するのはなかなか難しいです。

そのため、一度専門家に相談をしてみるのもよいかもしれません。

経済的には痛手ですが確実に今後の為になるアドバイスをもらう事ができます。

専門家と言えば弁護士のイメージが強いかもしれませんが、弁護士だけでなく、近年では離婚カウンセラーという職業の方々もいます。

離婚カウンセラーはできるだけ双方の主張を聞きながら円満に夫婦生活の今後を考えていくいわば調停委員のような役割をしていますが、金額もそれなりにする分、より深く話を聞いてくれるかもしれません。

■話し合いで離婚が決まらなければ…離婚調停を申し込もう!

公的な機関を挟まず、お互いや代理人のみの話し合いで諸々決め、離婚することを協議離婚と言います。

日本の離婚の多くはこの協議離婚ですが、相手が離婚に承諾してくれない場合、話し合いを継続するのは難しいですよね。

どうしようもなくなったら、裁判所に離婚調停を申し込んでみましょう。

離婚調停とは、裁判所が認定した調停委員が話し合いの間に入り、よりスムーズに議論が進むように調整をしてくれます。

裁判所というと怖いイメージがあるかもしれませんが、話を聞いてくれるのは調停委員なので話を聞くプロです。怖いことはありませんので、是非申し込みをしてみましょう。

そこで真摯に離婚したい理由、離婚の時の条件などを話してみてください。他人に話をすることでもしかしたら自分でもハッとする事実や、相手が離婚したくない理由などが見えてくるかもしれません。

■離婚調停もうまくいかなかったら…それでも離婚したければ裁判へ

調停委員が間に入ることによりお互い冷静になって考えることができるようになる事もあり、スムーズに結論が出ることも多々あります。しかし、中には絶対に離婚したい・絶対に離婚したくないと双方の意見が合わず調停が不成立に終わることもあるのです。

そのような場合は、最終ステップ、離婚裁判へ持ち込むことになります。裁判で離婚が認められれば離婚できますし、離婚が認められなければ基本的にはその理由では離婚できないということになります。