不倫で離婚をしたり、不貞行為による慰謝料を請求するためには不貞行為を裏付けるための証拠が必要となります。
証拠とみられるものは様々ありますが、中でも写真や動画、音声などは有力な証拠になりえます。
しかし、不倫の証拠をつかみたい!と思っても安易に動き出すのはやめましょう。
不倫をしている人間は、できるだけ不倫の事実がばれないように注意深く動いています。そのため、安易に証拠集めに動いて、「不倫している」とバレたと気づかれると、相手の行動はより慎重になってしまうでしょう。
そのため、不倫の証拠を集めるのであれば、ご自分一人の力だけではうまくいかないかもしれません。
そんな時、どんな人に頼ればよいのでしょうか?
■プロに頼むのが一番確実
確実に不倫の証拠をゲットしたいのであれば、やはりプロに頼むのが一番です。不倫の証拠をつかむプロと言えば、探偵が一番メジャーと言えるでしょう。
ちなみに確実な不倫の証拠と言いますが、100%の不倫の証拠を得るのは難しいと思っておいたほうがよいのです。
法的にいう不貞行為とは基本的には性的な関係(性交渉がある)ということになりますが、相手が公の場で性交渉をしていない限りはなかなか性交渉の現場を押さえるのは難しいですよね。
プロに頼んでも通常はラブホテルに入る現場などの写真や動画となります。1度では裁判でも不貞行為かどうか判断が分かれるところですが、複数回押さえてあれば、相手が否定していてもほぼ不貞行為があったと認められるでしょう。
探偵は、張り込みや事前調査を行い、不貞行為だと判断される写真を撮ったり、相手の素性を調べたりなどもしてくれます。
また、「○時にホテルに入室、○時に退出」など行動の詳細が記載された調査報告書は有力な証拠にもなりえるでしょう。
■不貞行為を怪しんで離婚を考え出した時点で弁護士への相談もあり!
離婚そのものについての相談もしたいのであれば弁護士も強い味方になってくれます。
不貞行為を疑っている時も、何を調べてどのような態度で臨めばいい、このような証拠が必要となるなど、様々なアドバイスをしてくれるでしょう。
また、不貞行為を相手に認めさせるときに、夫婦間だと往生際が悪く認めない…ということがあっても、弁護士を前にするあっさりと認めてしまうなんて言うこともあるようです。
会話の録音など裁判に有利になる事も抜かりなくしてくれるでしょう。
話し合いの際に立ち会ってもらうだけで、十分プレッシャーを与えることもできますし、ボロを出せば、そこを追及することもしてくれます。
ただし、張り込みなどをして不貞行為の証拠集めのようなことはしてくれません。あくまでも、証拠にはこのようなものが良いというアドバイスや、集めた証拠からどのように攻めていくかという作戦を立ててくれる味方だと思っておきましょう。
■友人・知人・親族
不貞行為の証拠をつかみたいけど探偵に頼むお金もない…なんていう場合は、友人や知人、親族に頼むというのも一つの手です。
しかし、配偶者側と面識のある人の場合、気づかれてしまう可能性もありますので、できるだけ配偶者の知らない知人などにお願いするようにしましょう。