最近増加傾向…おしどり夫婦の熟年離婚の原因っていったい何?

あのおしどり夫婦がなぜ離婚?なんていう芸能ニュースもよくありますよね。

また、近所で評判の仲良し老夫婦がある日突然離婚してたなんて言うことも聞いたことがあるかもしれません。

近年いわゆる熟年離婚が多いと言われています。

では、なぜ酸いも甘いもかみしめたはずの熟年夫婦が離婚なんていう悲しい結末をたどるのでしょうか。

よく聞く熟年離婚の原因をご紹介していきましょう。

■そもそも定年退職したら離婚しようと決意していた

案外多いのが、初めから熟年離婚する気でいたということです。

これは妻側に多い理由となっています。結婚生活の早い段階で「この人と一生添い遂げるのは無理!」と気づいていたものの、お子さんや、経済的理由など様々な事に蹴りがつくまで時をじっと待っている妻もいるのです。

子どもも社会人になり独立したし、夫も退職して退職金も出たし、年金の額も決まったし、貯金もたまった…そんな時期がちょうど熟年と言われる時期となり、いよいよ離婚を言い渡すことになるようです。

■退職した夫が煩わしい

亭主元気で留守がいいなんて言いますが、今まで平日仕事に出ていた夫が毎日家にいるというのが耐えられないという妻が多いようです。

やはり共に過ごす時間が長くなるとそれなりにあらが気になるようになり、今までは気が付かなかった相手の良くない点ばかりに目が行くようになる事もあるかもしれません。

そうなると小さないらだちも多くなり、小競り合いも増えたり、険悪な空気になる事もあります。

その結果離婚へ…なんていうことになってしまうようですね。

■セカンドライフのビジョンがちがう

都会であくせく働いていた男性の方が、定年退職後、退職金を元手に田舎に家を買い、終の棲家として余生を過ごしたい…というのは今ではよく聞く話ですよね。

しかし、実はこれが原因で熟年離婚となってしまう夫婦もいるようです。

田舎で自給自足というのはそれなりに大変です。都会の生活とは全くがらりと変わりますし、その土地の人たちとの人間関係に頭を悩ますことになるかもしれません。またスーパーやコンビニが近くにないと日用品などの調達にも苦労することになるでしょう。

田舎でのびのび暮らしたい夫と、都会の便利な暮らしを捨てたくない妻という構図は簡単に想像できますよね。

また、いままでそのような話をせずに急に「田舎で暮らそう!家も買った!」なんていう方もいらっしゃるようなので、日ごろからセカンドライフのプランは話し合うようにしましょう。

■介護の問題による離婚

熟年と言われる年代となってくるとそろそろ真剣に考えなくてはいけないのは介護の問題です。

夫婦相互の問題でもありますし、お互いの親の問題もあります。

夫の両親の介護を妻が押し付けられ耐えられなくなって離婚…というケースもよく聞く話ですし、妻自身の両親の介護もしたいのに、夫が賛成してくれなくて離婚ということもあるようです。

また、いざ介護をしなくてはいけないということになった時に「やっぱり無理!この人の下の世話まで出来ない!」と離婚を決意するなんていうケースもありました。