結婚は二人の前向きな共同作業ですが、離婚は顔も見たくない相手と財産などの奪い合いの悲しい作業となります。そのため、結婚よりも離婚の方が何倍も大変と感じる人が多いようです。
知っていましたか?離婚をするカップルは日に日に増えているんです!

結婚式で健やかなる時も病める時も…と誓ったはずなのに、大好きだったはずなのに、いつの間にか相手のことが憎らしく思える…そんな瞬間がやってくるかもしれません。
実は、日本では日に日に離婚をする夫婦は増えています。一昔前はクラスに1人くらいしかシングルの親御さんを見かけなかったのに、いまじゃ1/3くらいがシングル家庭…なんていうクラスもあるくらいです。
平成25年の調査ではこの1年間に離婚した夫婦は約23万組。これって時間に直すと約2分に1組のカップルが日本のどこかで離婚をしていることになるんですって!
なんだか信じられませんよね。しかし、これが現実です。
こうしてみると離婚も身近なものなのかもしれません。
この背景には女性の社会進出と、民法の改正による養育費等の明文化、年金や退職金の分割制度が充実してきたことなどが挙げられます。
また日本は結婚や離婚などに強制力がある宗教観を強く持っている人も多くなく、結婚離婚についての考え方が変わってきているとも言われています。
そして、授かり婚が増えたことも原因の一つだと言われています。結婚を意識する前に赤ちゃんを宿してしまったため、入籍をしたのはいいけれど、やっぱり共同生活を送るのが難しいというカップルが多いのです。
若い世代だけでなく、高年齢層でも熟年離婚が増えています。これは女性の社会進出がめざましいものになり、今までは家で家事をして生活力の無かった女性が、収入を得る機会が増えたことにも関係していると言われているのです。
しかし、離婚って簡単に出来るものなのでしょうか?
離婚自体は離婚届を出せば完了!でも後々トラブルが起こる事も…
離婚成立自体は、離婚届を役所に提出すれば完了します。紙切れ一枚の世界です。そのため、安易に離婚届にサインを書く方もいますが、その場の感情で離婚届を書いてしまうと、後々トラブルに巻き込まれたり後悔したりすることもあるのです。
例えば、離婚条件を何一つ決めていない状態で離婚してしまうと、離婚後思うような生活ができないかもしれません。
例えば、一方的に離婚を言い渡されて、慰謝料が貰えるはずのケースだったのにホイホイ離婚届にサインしてしまい、一円も受け取れなかったということもあります。
また、養育費の件も「払うから」と言われ具体的な金額を決めていなかったら結局全然支払ってくれないまま居場所がわからなくなってどうしようもなくなったりすることや、逆に面会について決めていなかったら子供に一生会えなくなったなんていうこともあります。
離婚は感情的にするものではなく、冷静に判断するものです。
とくにご自分に有利に離婚したいのであれば綿密な情報収集と前準備はかかせません。
また、離婚したい!と思っていてもやり直しの方向に向えるケースもあるでしょう。
このブログでは、「離婚」の二文字が頭によぎった時に参考になる情報をご紹介していきます。
今すぐ離婚したい方も、悩んでいる方も、夫婦関係を改善させたい方にも少しでも何かプラスになれば幸いです。