離婚するときに、できるだけ自分に有利な条件で離婚したいものですよね。
話し合いで解決できればよいですが、相手の口が上手かったり、こちらが交渉下手だったりすると、離婚する際に一方的に不利な状況で離婚ということにもなりかねません。
そのような事態を避けるために、弁護士などに頼むのは賢い選択の一つです。
しかし、弁護士事務所ってたくさんありますよね。
弁護士にも得意分野不得意分野があります。刑事事件に強い弁護士も入れば、破産など経済に強い弁護士もいます。その中には離婚問題に明るい弁護士もいるのです。
出来れば、離婚問題に強い弁護士にお願いしたいですよね。
では、どのように見つけていけばよいのでしょうか。
■まずは弁護士に頼むメリットデメリットを把握しておきましょう
弁護士に離婚問題をお願いするとさまざまなメリットがあります。
○すべてをお願いすることができる
離婚をする際には相手と交渉をする必要があり、交渉の際には様々な事を決定していかなくてはいけません。また、協議が上手くいかなければ調停となりますし、調停でも決着がつかなければ裁判ということにもなりかねません。
弁護士は、これら全てに関与することができます。
話し合いの時点から弁護士に任せることができ、調停や裁判などでも強い味方となってくれるでしょう。
また、調停や訴訟などの面倒な手続きも代わりに行ってくれます。
○親権や養育費の交渉も可能
離婚についての交渉だけでなく、親権や養育費、慰謝料、財産分与などあらゆる交渉事をお願いすることができます。
司法書士の場合は上限金額が決められていますので、制約を受けたくない場合は弁護士に依頼する方が良いと言えます。
○離婚後の揉め事が少ない
協議離婚の際に意外と離婚後にもめてしまうケースが多くあります。これは口約束であったり、きちんと話し合いしたのに相手が反故したりするためです。
きちんとした書面がないと泣き寝入りなんていう可能性もありますが、弁護士に依頼すればその辺は抜かりなく取決め書類作成などを行ってくれますので、離婚後にもめるというケースは少ないようです。
また、万が一不払いなどがあったとしても、きちんとした書面があれば給与差し押さえなどの行動に出ることができます。
利点の多い弁護士の利用ですが、デメリットとしては費用が高いことです。大体50万円はかかるとみておきましょう。
■離婚問題に強い弁護士を見極めるには？
離婚問題に強い弁護士に頼みたい！と思うのは当然ですよね。弁護士ならだれでもよいだろうでは後々後悔するかもしれません。
まずは、離婚問題を取り扱っている件数をチェックしましょう。ホームページなどでは基本的にどのような依頼をどのくらい熟しているか明示しているケースがほとんどです。
離婚問題に多く取り組んだことがある方を選びましょう。
また、件数だけでなく、その知識にも注目しましょう。たとえば離婚関係の著作物がある場合は是非一度読んでみてください。
そして、何よりも大切なのは、信頼関係が築けるかどうかです。たとえ敏腕の弁護士でも「なんだか自分にはあわないな」と感じれば、思うような結果が出ない可能性もあります。
この人なら安心して任せられる…という人を見つけましょう。
近年はネットで弁護士を探すことも可能になってきます。ある程度目星をつけ無料相談などを通して実際に会ってみてお願いするか判断するようにしてください。